【書評】ウォール街のランダムウォーカを読んで1回目
2008年06月29日 (日) | 編集 |
■ランダムウォークとは
 →【物事の過去の動きからは将来の動きや方向性を予測することは不可能である】ということを意味する言葉である。
  これを株式市場に当てはめると、株価が短期的にどの方向に変化をするのかを予測するのは難しいということになる。
  言い換えれば、専門の投資顧問サービスや証券アナリストの収益予測、複雑なチャートのパターン分析などを用いても、無駄だということになる。(P19より)

■株価形成について
 マルキールによると、市場における株価形成は、あらゆる情報を瞬時に織り込んでなされる非常に効率的なものであって、プロのファンドマネジャーの運用成績も、チンパンジーが当てずっぽうにウォールストリートジャーナルの相場欄にダーツを投げて選んだ銘柄のポートフォリオも、実は大して差が出ないというのです。

  巷で売られている株式本は多かれ少なかれチャート分析を掲載しています。「こういうパターンが現れたら買い(or 売り)だ!」というわけですが、もし全員がそう思っており、一斉に動くとしたら、そのように買い(or 売り)を入れてもちっとも儲からないはず。マルキールはこの本で、過去の株価の動きから将来を予測することの無意味さを証明し尽くそうとします。

■株式市場における法則
・株価はランダム・ウォークする。
・バブルが必ず発生し、必ずはじける。(歴史が証明)
・売買を重ねて安定的に勝ち続けることはできない。
・売買の回数を増やすとコストがかかり不利になる。
 (アクティブファンドは、不利)

■個人投資家が機関投資家に勝つための方法

・アセットアロケーションを考える。
 (株式・債券・REIT・土地等)
 →年齢と共に保守的な運用を心がけるべき
 →株式市場の不振が暮らしぶりに直結しないようにする。
  (年金生活などの場合は考慮する)

・ドルコスト平均法を行う。
 →バブル崩壊時にも怖気ずに、ドルコスト平均法を続ける
 →株式・債権投資のリスクを有効に軽減する。
 →高値掴みにならないようにする。
 →時間分散を行い、必ず上昇する株式と債権に投資する
 →歴史から 5年間投資を行うとほとんどマイナスが無くなる(1950年〜2005年の結果から)

・歴史の証明するところによるとリスクとリターンは正比例する。

・株式も債券も投資のリスクは投資期間に依存する。投資期間が長いほどリスクは低下する。
 →基本戦略はバイ&ホールド(購入したらずっと保有する)、できればノーロードの広く銘柄分散されたインデックス本書の中では、S&P500が題材になるがアマリにメジャーな手法となったため、そのほかのインデックスも最終的には薦めている。


■投機と投資の違い
 「投資」とは、配当や金利賃貸料などカナリ確実性の高い収入の形で利益を上げること。長期間保有して値上がり益を得ることを目的とした金融資産の購入と捉えるらしい。

 投機家は、2、3日あるいは、二、三週間の間に大もうけをすることを狙って株式を取得する。投資家は、何年あるいは十年先まで安定的に配当をもたらしあるいは持続的値上がりが期待できるような株式を捜して保有する。


また何かあれば追加記載する。

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