サラリーマンができる投資は何か?ということを考えています。投信歴10年、個別株歴7年ですはーと
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田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 著 渡辺格(わたなべいたる)続き
2013年12月31日 (火) | 編集 |
■働いてみて気が付いたこと
 資本主義社会を支配している構造
 →大きなからくりの根本は、「労働力」という「商品」である。
 労働者は、「労働力」を売り、その対価として「給料」を貰っている。
 その「労働力」にこそ資本主義であることを示している。
 「労働力」を売ったり買ったりする中で、資本家が大好きな利潤が生まれ、
 労働者は無茶苦茶に働かされることになる。
 無茶苦茶に働かせたほうが利益が出る。人を増やして働かせると生活させる
 ためのベースになる給料を別途支払う必要がる。

 「労働力」の対価として「給料」を貰うって当たり前のことでしょ?
  資本主義において「働く力」が減っていくと給料が減るってことですね。


■労働力」という商品の特徴1 僕らが貰う給料の正体について
  「労働力」もお金と交換される「商品」の一種になる。
  その中でも、性質が特殊であり、「労働力」という「商品」を買うのは資本家のみ。
  資本家にとっての「使用価値」は、自分に代わって労働力が商品を作ってくれるということ。



■労働力」という商品の特徴2 「交換価値」は「給料」である。 
  「労働力」も商品である以上、「交換価値」を持っている。
  それは「労働力」の「価格」つまり「給料」である。
  「給料」の仕組みは何か?
  給料は、労働者とその家族の「生活費」と「子育て」の費用と「技能習得」にかかる
  費用を足し合わせた金額になっている。 

  つまり、マルクスは資本主義のシステムの中で「給料」はある程度の固定額を
  支払えばいいということ。
  労働から絞り出した利潤は資本家が占めることで何の問題もないということ。

■企業の利潤
 企業の利潤は次のように考えられる。
 ⇒つまり「給料=支払ったコスト」
  さらに「生産された商品の価値-支払ったコスト=企業利潤」となる。

 つまり、生産性が上がるということは企業の利潤を上げるということ。
 労働者のコストが上がらなければ、資本家の利益が増えていくってこと。

■「労働力」が「商品」になる二つの条件1
 労働力が「自由な」身分であるということ。
 つまり、奴隷のように誰かに支配されて生きているわけではない。
 個人の自由が保障されているからこそ自分の「労働力」を他人に対して売ることができる。

■「労働力」が「商品」になる二つの条件2
 「労働者」が生産手段を持たないこと。
 「生産手段」というのは機械や原材料などの「商品」を作るために必要な「労働力」以外
 のものを指す。
 労働者が、自前の「生産手段」を持っていたら、自分で「商品」を作って売ることができる。
 それを持っていないから、「労働者」は、自分の「労働力」を売るしかない。

 そして、こき使われる。


■社会を「発酵」させる「小商い(こあきない)」のつながり
 資本主義の矛盾は「生産手段」を持たない「労働者」が自分の「労働力」を売るしかない構造から生まれている。
 本誌、「田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」」の中では次のように取り上げている。
 「ひとりひとりが自前の「生産手段」を取り戻すことが有効な策になるのではないか」 ということ。
 そして、一人一人が自前であきないすることを「小商い(こあきない)」ということです。
 
 僕はこの「こあきない」というなれない言葉について知らなかったです。
 http://www.mishimaga.com/hon-watashi/051.html
 上のURLの話を読み進めると
 「小商い」とは何かというと、「自分の手の届く距離、目で見える範囲、体温を感じる圏域でビジネスをしていく」とのこと。

 この内容はとても大事なことだと思っています。
 「範囲を超えたことを行う、能力を超えたことを行う。人を壊してでも利益を優先にする。」

■タルマーリーの考える経営思想
 「小商い」の大切なポイントは利潤を出さないこと。
 規模が小さいだけでは「小商い」ではない。「腐らないお金」が「利潤」を生み、「利潤」のために
 従業員が無茶苦茶に働かされ、天然酵母パンが偽装されていた。
 
 「利潤」を生みださないように、売り上げを従業員で分配する仕組みを作ること。

■正しい価格で売買が成立すること
 マルクスが解き明かした資本主義のメカニズムそれは次のこと 
 →「商品」を安くしようとすることで、「労働力」が安くなり、「労働力」が安くなることで
  「商品」も安くなる。
  そして、今度は更に「労働力」を安く抑えようとする。。。無限の連鎖が「労働者」を常に襲う。
  「商品価値」と「労働者」への賃金を抑えることで、質を下げていくのが、資本主義の構造的な
  宿命だったのであった。


  「高いもの」を買うも「安いもの」を買うの意味について
   (同じものでも)高いものを買う→労働者と資本家に多くのお金を提供する。
   (同じものでも)安いものを買う→労働者と資本家を買い叩いて小さなお金を提供する。
    買い叩いた際の注意点「技術と感性」へ提供する資金が少ない。
  

  どのようにこの「労働」に対する対価を支払うかの「均衡」を保つかを考えことが
  本来あるべき大事なことの一つなのかなと思います。

  ただし、現代ではできるだけ考えることを避けて、「同一であること」、「安いこと」などを
 論点に進んでいることは間違えないといえると思います。


■資本主義の矛盾の連鎖を断ち切ること
 負の連鎖と反対のことをする必要がある。つまり、「商品」と「労働力」の「交換価値」を高く保つこと。
 「職人」が技術と高い原材料を仕入れる。こうしてひとつひとつの「商品」を丁寧に作り、「商品」の
 交換価値を高く保っていくことが「小商い」が「小商い」であり続けるために必要なことだる。
 
 「交換価値」を不当に大きく見せることなく不当に貶めることもなく、丁寧に伝えていく。
 小商いとは?

■今年であった本の繋がり。
 いくつかの本の中で共通で紹介されている本がいくつかあったのでメモします。
 ・エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと (講談社プラスアルファ文庫)
  本誌の中で数少ない、引用本になります。
 ・エンデの遺言を進めていた本としてもう一冊おすすめです。
  ほんとうの株のしくみ (PHP文庫)
  こちらの中でも「エンデの遺言」を進めていました。ちょうど同じ期間に読んだ本が
  同じ書籍を奨めていることに驚きを覚えました。

 小暮太一氏の僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書) [新書]でもマルクスについて触れられていました。
 僕自身あまり社会の潮流というものがわかっていないのかもしれませんが、「今を見直す」時期なのかもしれないと感じることもあります。

 こうして、一年を通していくつかの本を読んでその本がLinkしていたこととてもいい時間を過ごせた
 一年だったのかなと感じてしまいます。

■本誌のメモ
 著者 渡辺格さんのFaceBook
   https://www.facebook.com/profile.php?id=100004515245034&fref=ts




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